Vol.235 苦情箱 〜一番多かった苦情は?〜
とある企業に連絡を取ろうと思い、ホームページを見たが、どこにも電話番号が記載されていない。 あるのはメールアドレスだけで、急いで話をしたかったのだがダメだった。
後日、社長に理由を聞いたところ、
「ヘタに電話番号を乗せて苦情が来ると困るから」
と言っていた。
仕事よりも苦情が来ることを想定しているあたり、考え方が後ろ向きと思うんだけど、まあいいや。
ところで小学生の時、家にあった木箱を白く塗り、表に大きく「苦情箱」と書いて、勝手に学校の玄関に置いておいた。 すると置いた初日からたくさんの苦情が入った。
ぼくは一人で内容を読んで腹を抱えていたのだが、3日ほどして先生にバレて撤去され、職員会議に掛けられた。
まずは勝手に苦情箱を置いたことを怒られたのだが、それよりも先生は、どんな苦情が入っていたかを盛んに知りたがった。
ぼくは最後まで教えなかった。 教えては惜しいほどのネタが満載だったからだ。 しかし一番多かったのは、苦情箱への苦情だった。
松井政就
'08.3.9
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