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Vol.297 必ず儲かるという投資会社 〜迷惑電話撃退法〜
運動のし過ぎで腰椎捻挫になり、パソコン提げて外に行けないため、このところ家で仕事をしていた。平日の昼間に家にいるのは久しぶりだが、そのせいでわかったことがある。
押し売りの電話がひっきりなしに掛かってくるのだ。普段は家にいないから知らなかった。マンションの押し売り、キャンペーンへの誘い、電話を契約しろという話、車は要らないかという話など、とどまるところを知らない。
中でも一番しつこかったのが投資勧誘である。しかも、口を揃えるように「必ず儲かる」と豪語する。見ず知らずの人に儲けさせてやると言うなんて、それだけでも気味が悪い。だいたい、他人に儲けさせてやるなんていう業者が怪しいことは競馬で証明されている。なのにどの業者も「絶対儲けさせますから信用してください」という。どだい、無理な相談だ。
最初は苦労して電話を切っていたのだが、途中から断るのもストレスになった。そこでぼくは、そういう勧誘の電話が来た時に、弟のふりをすることにした。
電話が来ると、「それは兄のことですね。ちょっと呼んできます」と言って保留にし、そのまま放っておくことにしたのだ。10分ほどして受話器を取ると、案の定、切れている(*^_^*)
これはいい方法を思いついたと、それからは愛用している。
ところが一つだけ難点がある。ウチの電話は保留のメロディがヤケに大きいのだ。
松井政就
'08.11.20
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松井政就(まつい・まさなり) 作家。中央大学早退。主な作品『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 『経済特区・沖縄から日本が変わる』 『ディーラーホースを探せ』(光文社) 『神と呼ばれた男たち』等。作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスコンサルタント、大学講師などを務める。
http://tjklab.jp/ |
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