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Vol.306 日本の女は強い 〜浅田、安藤の根性と有馬記念〜
全日本フィギュアを見るため木曜から長野に来ている。昨日は激戦の女子シングルで浅田真央選手が逆転で優勝し、3連覇を成し遂げた。常人には想像もつかないプレッシャーの中での達成は大変なことであり称えたい。
ところで今回、最後の6分間練習のさい、安藤美姫選手と村主選手が衝突し、場内に悲鳴がこだました。安藤選手が膝を強打して足を突けないほどに痛め、欠場かと思われる中を出場して3位となり世界選手権切符を獲得した。練習では4回転に成功していただけに、本番で3回転に下げたのは悔しかっただろうが、それよりもあの窮地を乗り越えたことに拍手を送りたい。日本の女は強いのだ。
日本の女は競馬でも強い。
今年のベストレースは二頭の女傑で決まった天皇賞・秋だろう。激戦のため消耗が激しかったとはいえ、勝ったウオッカがJCで連を外し、もしもここでダイワスカーレットまでが連を外すようなことになればあの天皇賞は何だったんだということにもなりかねない。
天皇賞では負けたがむしろ強さを見せた◎ダイワスカーレット。ここでその強さをもう一度見せることがあの天皇賞の価値をもう一度高めることにもなるだろう。
松井政就
'08.12.28
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松井政就(まつい・まさなり) 作家。中央大学早退。主な作品『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 『経済特区・沖縄から日本が変わる』 『ディーラーホースを探せ』(光文社) 『神と呼ばれた男たち』等。作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスコンサルタント、大学講師などを務める。
http://tjklab.jp/ |
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