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Vol.317 鼻から牛乳 〜嘉門達夫さん、結婚おめでとう!〜
先週のこと、友達から「嘉門達夫が結婚しました」という連絡がきた。
もちろん知っている。学生時代にラーメン屋で初めて鼻から牛乳を聴いて、衝撃で鼻からラーメンが出たことがある。それ以来のファンだ。
「ええ、知ってますよ。眼科医らしいですが、どんな女性でしょうね?」
「彼女、私の友達なんですよ。結婚初ライブをするので来ませんか?」
鼻から牛乳だった。
彼も嘉門達夫のファンとは知っていたが、まさかその友達が嘉門達夫と結婚するとは想像していなかった。世の中何があるかわからない。連れられてライブに行ってきた。
あまりにものレベルの高さに驚嘆した。
深いのだ。深すぎて底が見えない。一体どこまで彼は掘ったのかというほど、世の中を風刺する視点が深い。
発売許可が下りた歌でさえご存じのレベルにある。それが、禁止コードのないライブだからとっておきの歌が次々と出てくる。ここには決して書けない内容の歌のオンパレード。特に新興宗教をギャグにした歌では、ライブ小屋の屋根が落ちるのではないかと思うほど盛り上がり、客は発狂し、喝采し、鼻から牛乳を流した。
駅につき、丸の内線のドアに映った自分の顔をみたら、自分でも気持ち悪いくらいニヤニヤしていた。
<敬愛する嘉門達夫さんとのツーショット>
松井政就
'09.2.21
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松井政就(まつい・まさなり) 作家。中央大学早退。主な作品『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 『経済特区・沖縄から日本が変わる』 『ディーラーホースを探せ』(光文社) 『神と呼ばれた男たち』等。作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスコンサルタント、大学講師などを務める。
http://tjklab.jp/ |
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