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Vol.342 抜き打ちの人間テスト 〜「山下」って誰だ?〜
先週はツマラナイことが多く、なにかもっと“ツマル”ことをしたいと思い、ならばツマラナイ人かツマル人かを見極めて、ツマル人と遊ぼうと考えた。
そこで、誘えばすぐ会えそうな人を10人ピックアップして、その人のケイタイ宛に暑中見舞いを兼ねたメールを出した。
実はそのメールで、文章のおしまいに、いちいち「山下」と書いておいたのだ。理由は単純で、そのメールを書いていたのが、横浜の山下公園だったからに過ぎず、「山下」には特に意味はない。
選んだ10人にメールを送り、アイスを買って食べていると返信が来た。
1.「山下って書いてありますが、どういう意味ですか?」
2.「山下って誰ですか?」
3.「今、変なメールが来ました」
4.「松井さんなのに、どうして山下なんですか?」
5.「操作ミスではないですか?」
6.「山下というのは偽名ですか?」
待っていると更に返事がきた。
7.「暑いなー山口」
8.「山下達郎」
9.「山下はやめろ。山田にしろ」
結局、その日は9番目の返事を送ってきたやつと食事をしたが、感想としては、このアイデアが正しかったかどうかは疑問だということだ。
ちなみに、最後の一人からは、今でも返事が来ていない。
松井政就
'09,7.28
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松井政就(まつい・まさなり) 作家。阿智中学校早退。主な作品『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書)『賭けに勝つ人
嵌(はま)る人』(集英社新書) 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 『経済特区・沖縄から日本が変わる』 『ディーラーホースを探せ』(光文社) 『神と呼ばれた男たち』等。作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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