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Vol.379 番狂わせ運
先週のこと、相撲協会からいい席の招待券を2枚もらったので、デザイン系会社の社長をしている友人の松野さんを誘って見に行った。
ふたりとも朝青龍のファンで、土俵入りで気合いを入れ、ビールで気付けをし、おつまみで塩気を補給し、取り組みを待った。
いよいよ朝青龍が登場。相手は新鋭の豪栄道。まだ朝青龍に歯が立っていない相手だ。
さあ立ち会い。朝青龍突き出しで快勝と思いきや、豪栄道に回り込まれてまさかの敗戦。
「まただ!」
実は昨年も相撲協会から同じ席をもらって松野さんを誘ったのだが、その時も朝青龍は負けたのだ。滅多に負けない朝青龍が、ぼくら二人が揃って行った日は、なんとまだ一度も勝っていないのだ!
昔から晴れ男とか雨女などがいるが、ぼくらの場合はもしかしたら「番狂わせ男」なのかもしれない。なぜかというと、二人揃って行った場所では、いつも本命が負けているからだ。一緒に見に行った有馬記念ではディープインパクトも負けていた。
そういえば、一昨年の秋華賞では、ぼくの本命ムードインディゴと、彼の本命ブラックエンブレムが1,2着して、3連単は1,000万円馬券の歴史的大波乱!(もちろん3連単は当たっていない)
今後の課題は、この「番狂わせ運」を、どう、具体的利益に結びつけるかだ。
松井政就
'10, 1, 18
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。長野県会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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