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Vol.391 競馬が荒れると人も荒れる
スプリングSでローズキングダムが消えた後、浅草ウインズを出て、高松宮記念(G1)の必勝祈願をしようと浅草寺に向かって歩き出したところ、前方からやって来た見知らぬオジサンから、
「兄ちゃん、金貸してくれ」と、声を掛けられた。
「いやだよ」
「若けえのにケチだな。貸してくれたっていいじゃないか」
「貸せば返してくれるっていうのか?」
「返すか返さないかなんてオレの勝手だ」
「それがひとに物を頼む態度か!」
「それがひとに物を断る態度か!」
オジサンはすっかり居直ってしまった。最初から貸す気などなかったが、恐ろしいヤツもいたもんだ。
競馬が不自然に荒れるとこういう人が増える。JRAはあんまりファンに嫌がらせをせず、あからさまなレースは謹んでもらいたい。ファンをバカにしたようなレースばかりすると、いつかソッポを向かれる日が来る。
松井政就
'10, 3. 22
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。長野県阿智村会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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