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Vol.412 雨とともに降ってきた幸運 〜オークス 奇跡の1着同着で完全勝利〜
恋愛中毒で激やせ(1ヶ月で4kg減!)している中、日曜日の東京競馬場ではオークスが行われた。
今回のオークスでは一週間考えた結果、データ的にも、JRAが出している暗号(?)的にも、アパパネとサンテミリオンしかいないという結論に早くから達していたので、雨が降ろうが槍が降ろうがこの2頭で勝負しようと決めていた。
ところがレース当日は大雨の予報。
もし雨がざあざあ降るのを見てしまうと、道悪がどうだこうだで、自分が出したアパパネとサンテで勝負という結論が揺らいでしまいそうで怖かった。
そこで、雨を見て気が変わらぬうちにと、オークスの予想は金曜日のうちに会員のみんなに伝達し、自分の馬券もレース前日の土曜日朝に買っておいた。
日曜日は取材で岡山に行っていたのだが、4時を過ぎたあたりで電話がかかってきた。出ると日本橋競馬研究会きっての理論派のサソー氏。当たり続ける馬券のせいで、うまいメシを食い過ぎているという謎の人物だ。
「サンテミリオンが勝ったと思いました」
「2着は?」
「いません」
「え、どういう意味?」
「アパパネとサンテが1着同着でした」
「マジで!? G1じゃ初めてだよね? それで3着は?」
「アグネスワルツです」
「おお〜やった! 全部当たったね」
アパパネとサンテに続くのは、桜花賞組の人気馬ではなく、実力のわりにノーマークのアグネスワルツだと睨んでいたからだ。
しかも1着が同着になったので、3連単では同時に2つの万馬券が的中となり、3連複とあわせて一つのレースで3つの万馬券が当たりとなった。
雨と一緒に、空から幸運が降ってきてくれた。
会員のみんな、的中おめでとう!
ぼくは枠連8−8に腰が抜けるほど賭けた。 これでデート代も捻出できそうだ。
<オークス 枠連8−8 的中>
松井政就
'10. 5. 24
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。長野県阿智村会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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