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Vol.417 天才の落とし穴 〜3連単2−8−4に命を懸けた勝負師〜
待ちに待った梅雨がようやく来た月曜日。 もっと横降りになれば、家の壁が綺麗になるのにな、と思いながら朝ご飯を食べていると、おびただしい馬券のコピーがFAXで送られてきた。
何ごとかと思えば、盟友の作家、畠山健二氏からだ。
送られてきたのは、全て「3連単2、4、8のボックス6点」の馬券である。しかも、2年前から重賞で2、4、8の3頭だけをひたすら買い続けてきたものであることも判明。
<畠山健二氏の2番、4番、8番3連単ボックス馬券の一部>
恐ろしい作戦である。
ぼくにはとうてい真似できない。
そう言えば昨日のエプソムカップは3連単2−8−4で300倍! それをたった3頭で仕留めたならば、天才としか言いようがない。 そう思ってよく見ると、なぜかエプソムカップの馬券がない。
どういうわけかと思って説明をよく読むと、昨日急に子供が落とし穴を作りたいと言いだしたそうで、グッドアイデアだと盛り上がり、家族総出でキャンプ場に行って大きな落とし穴を掘っていて、馬券を買うのをすっかり忘れてしまったというのだ。
どこのキャンプ場か知りたい。
松井政就
'10. 6. 14
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。長野県阿智村会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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