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Vol.450 人命救助 〜駅ホームでの事件〜
いま1月17日の夕方だが、ついさっきのことである。
JR総武線の某駅で、電車を降りて、改札に向かおうとしたところ、ドンという音がしたので振り返ると、75歳くらいのおじさんが転んで、発車しようとしていた総武線とホームの隙間に挟まってしまっていた。
すでに発車ベルが鳴っていたので、びっくりして夢中で駆け寄り、線路に落ちかけていたおじさんを引き上げ、助けることができた。
その2〜3秒後に電車は発車した。
ホントに良かったと思った。
おじさんは頭や肩を強打して、もうろうとしていたので、そのまま手を離すと危険だと思い、抱きかかえたまま駅員を呼んだ。
ホームにいた他のおじさんたちが協力してくれ、無事に駅員が到着し、ぼくの役目は果たすことができた。
今思うと、ぼくはあれこれ考えず、無我夢中で助けに走っていた。
普段はいつもボケーっとしていて、前方から知り合いが来ても全然気づかないのだが、今日は反射的に動けてよかった。
何より、おじさんを無事に助けられたことがよかった。
珍しく世の中の役に立てたようで、清々しい気分だ。
松井政就
'11. 1. 17
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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