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Vol.467 愛のアランフェス 〜アパパネは何を考えているのか?〜
次の本の締め切りが迫り、水曜日から徹夜をしている。
そういうとあたかも水〜木〜金と、3日連続で徹夜しているように聞こえるが、夜中に原稿書いて昼間に寝ているので、単なる昼夜逆転しているに過ぎない。
でも夜中起きているのはツライ。
ちょっと気晴らしをしようとしても大したことはできない。だから気分転換というと、結局ビデオを見たり、本を読んだりとなる。
いま読んでいるのが1978年頃からマーガレットに連載されていた『愛のアランフェス』だ。
フィギュアスケートの物語で、非常によく出来ている。
30年以上たった今でも全然古くないどころか、むしろ、今の過剰なフィギュアブームとは別世界の、芸術追究の頃のフィギュアがそこにある。
フィギュアというのが、決してジャンプをバンバン跳べばいいものではなく、氷上のオペラだということがよくわかるし、最近は調子落ちしているとはいえ、ロシアという国がフィギュアにおいては一枚も二枚も上手であり、次のソチ五輪はロシアの天下になるだろうと想像させられる。
それはそうと、今週はヴィクトリアマイル(GT)だ。
日本最強馬のブエナビスタがドバイから帰って出走する。毎年、大相撲の場所と同時に出てくるブエナビスタだが、今回はどんな走りをするのだろう。
それに挑むアパパネだが、この馬が出たレースは、アパパネ自身か、その隣の馬か、8枠の馬のいずれかが連対している。
今回アパパネは自分が8枠に入った。
果たして今回、アパパネは自分で連対するつもりなのか、それとも隣の馬に「あなた行って」と頼むのか? どう考えているのだろう。
松井政就
'11. 5. 14
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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