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Vol.470 イタリア悪女の教え 〜女の子にモテるにはどうすればいいか?〜
このところ、どこに行っても「女の子にモテるにはどうすればいいか?」がテーマだ。
6/1、ある美術展の懇親会に出席したが、やはりその話題になった。ぼくを見ると友達が口々に「恋愛中毒はどうなった?」と聞いてきた。
彼らの目はニヤニヤしていた。
きっとあんな目ではパンダを見ないだろう。
ぼくは男だから、女の子が男にモテるための方法ならわかるが、その逆が死ぬほど難しい。
どうすりゃいいんだろうね?と言っていると、あるイタリア女性作家が言った。
「松井くん、そんなの簡単だよ。相手の目を見つめて、君はステキだって言えばいいのよ」
「言ったよ」
「じゃあ、ぼくの目には君しか見えないっていうのは?」
「それも言った」
「あら、日本人にもそんなこと言う男いたのね」
そういってイタリア悪女はぼくの頭を撫でた。
「でも、効果はまだ出てないよ」
「じゃあ、とっておきの方法を教えてあげる」
悪女はウインクし、ぼくの耳元でこうささやいた。
「ベッドで激しくがんばるのよ。女はそれで愛を感じるのよ」
一瞬、なるほど!と膝を打ちかけたが、すぐに大事なことに気がついた。
「その、ベッドに行くまでが大変なんじゃないか」
松井政就
'11. 6. 2.
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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