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Vol.476 恐怖の体験 〜雨による謎の変調〜
ぼくは基本的に笑い話が好きなのだが、このひと月ほどはまるで笑えない状況に直面していた。
体の変調だ。
6月頃から、雨に触れた皮膚が真っ赤にかぶれたようになったのだ。
最初に気づいたのはチャリに乗っていた時だ。
パラパラと降り出した雨がかかった腕や手の甲がジンマシンのように真っ赤に腫れてきたのだ。
びっくりして家に帰り、せっけんで洗い流すと、しばらくして消えた。
だが、再び雨や屋外の空気に触れると、手や腕が赤くかぶれたようになるようになったのだ。
これまで一度もジンマシンにはなったことがなく、どうしたことかと思った。ジンマシンであれば痒みがあるのだろうが、全然痒くないのだ。
皮膚科に行ったらジンマシンに思われるとのことだったが、ジンマシンの薬が全く効かず、医者も首を捻っていた。
やがてぼくは一つの考えにブチ当たった。
もしかしたら大気中に、これまで無かったような何らかの化学物質が含まれているのではないか？ もしかしたら原発から放出された放射性物質ではないか？ と思うようになった。
もちろん証拠も根拠もないが、特に雨に濡れたところが反応するのだから、そう考えたくなるのも仕方ない。
今週になり、症状がようやく治まってきたので書いたが、そんなわけで、雨の日はすっかり屋内に閉じこもっていた約１ヶ月だった。
松井政就
'11. 7. 14
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松井政就（まつい・まさなり）
作家。会地小学校早退。
主な作品：
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』（講談社プラスアルファ新書） ★『賭けに勝つ人 嵌（はま）る人』（集英社新書） ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ１億円以上！なぜ？』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』（以上、光文社） ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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