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Vol.486 テレビ出演と天皇賞(秋) 〜波乱の天皇賞で炎の勝利〜
秋の天皇賞が決着した。
女王ブエナビスタの2連覇か肋骨骨折の佐藤哲三執念の戴冠かなど、いろんな話題で盛り上がったが、ぼくの◎本命はG1初挑戦のダークシャドウだった。
毎週火曜日に連載中の夕刊フジ「競馬と国家と恋と嘘」でも書いた通り、今回はダークに期待していた。G1初挑戦は不利なので判断が難しかったが、ベリー騎手が乗ると知り、本命にしようと決めたのだ。
理由はこうだ。
日本はいま戦後最大の国難に瀕している。「ベリー騎手」が騎乗する「ダークシャドウ」は「Very Dark Shadow(非常に暗い影)」。文法的に正しいかどうかはともかく、これほど今の日本の状況を表しているコンビはないと思ったのだ。
結果は直線で不利を受けながら、あわや優勝のきわどい2着。馬連7,020円をもたらしてくれた。5番人気以内の5頭のうち4頭が着外に消えた大波乱の中、ダークシャドウだけが頑張ってくれた。
狙いは間違っていなかった。
<天皇賞・秋 馬連7−12 7,020円 的中!>
ところで、天皇賞前日、テレビ朝日から電話が来て、カジノで大損した大王製紙前会長についての取材を受けた。ぼくが知っている海外のカジノ事情について、できるだけ丁寧に(しかも素直に)答えておいた。天皇賞当日のテレ朝「サンデースクランブル」という番組で、ぼくの写真とコメントを放送する予定とのことだった。
その番組は昼の放送で天皇賞スタートまでには3時間もあるので、ついでに天皇賞はダークシャドウがいいと予想を言おうかと思ったが、ハズレると多数の被害者を出すと思ってやめておいた。でも当たった今となっては教えておけばよかったと思っている。 何かを判断することはいつでも難しい。
(ちなみに「サンデースクランブル」では、怪しい写真とともにぼくの話が放送された。見たと連絡をくれた方、ありがとう)
松井政就
'11. 10. 30
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松井政就(まつい・まさなり)
作家。会地小学校早退。
主な作品:
★『ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている』(講談社プラスアルファ新書) ★『賭けに勝つ人 嵌(はま)る人』(集英社新書) ★ 『NO.1販売員は全員フツーの人でした。でも、売上げ1億円以上!なぜ?』 ★『ディーラーホースを探せ』 ★『経済特区・沖縄から日本が変わる』(以上、光文社) ★『神と呼ばれた男たち』等。 作品作りの傍らカジノプレイヤーとして海外を巡るほか、ビジネスアドバイザー、大学での講師などもたまに務める。
http://tjklab.jp/ |
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