Vol.644.「バレてない人がバレた人を批判する卑怯な精神構造」 |
石破さんの商品券は「賭け麻雀」がバレたのと同じ

石破さんが当選1回の衆議院議員と会食し、一人あたり10万円の商品券を配ったことが問題になった。
ひどい円高と物価高で苦しんでいることから、国民が文句を言いたくなる気持ちもわかる。だが、旧安倍派を中心に、石破さんを痛烈に批判し、石破下ろしをしようとするのは話が違う。クリーンで売っていた石破さんでさえこんなことをするのだから、他の人が同じかもっとすごいことをしてないわけがないからだ。
案の定、歴代総理も同じことをしていたのが発覚した。しかも石破さんのような商品券ではなく、実弾(現金)を渡していた人もいたとのこと。それが明らかとなると、石破批判はたちまち消え去り、商品券問題を誰も口にしなくなった。
まさに「賭け麻雀」とそっくりだ。
バレてない人がバレた人を批判する「卑怯な精神構造」
ある有名人が賭け麻雀で捕まった際、舌鋒鋭く批判したレポーターに向かって、「あなただってやったじゃないか」と言った。その有名人とレポーターの違いは、同じことをしているのに、バレたかバレてないかだけだ。
ほかにも東京高検の黒川検事長が賭け麻雀で起訴された際、黒川氏を批判するワイドショーの最中、ある女性コメンテーターが、「この中でお金賭けずに麻雀してる人っているんですか?」と発言し、スタジオ全体が凍り付いたこともあった。
有名人の不倫もみんなでよってたかって悪く言うが、卑怯なマネはやめたほうがいい。
人はみな、どこそこスネに傷がある。バレてない人がバレた人をさも悪人かのように批判するのは卑怯者のやることだ。
2025.3.31 松井政就
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